環境活動 今までの環境活動(2014)

環境問題への取り組みをご紹介。
環境問題に配慮した事業提案を致します。

「気候変動による身近な変化」

▼気候変動による身近な変化 Vol.6 ~ふじりんご~

2014年12月

これから収穫を迎える「ふじ」という品種のりんごは格別です。日々寒さが増してくるなか、雪がふる直前まで収穫を遅らせることで甘味が増し、いわゆる「蜜」がたっぷりはいってきます。
寒さが厳しいここ長野県は「蜜入りりんご」を育てるには最適の気候なのだそうです。
蜜がはいったりんごは完熟しているため長期保存できないので、これからの寒い時期にしかおいしく食べられないのです。

現在、りんごの栽培は長野県と東北各県に集中し、全国生産量の90%以上を占めているそうです。近年、温暖化の影響で長野県においても気温が上がってきています。研究によると、地球の温暖化によって、将来、この地域で蜜入りりんごが栽培できなくなってしまうかもしれないそうなのです。私の住んでいる地域は雪が多く、寒さも厳しいためりんご栽培ができる北限だったようなのですが、近年はさらに北の地域でも栽培ができるようになってきています。

温暖化が進むことで、りんごの甘味は増すそうですが、果実は柔らかくなってくるそうです。(ちなみに柔らかく歯ごたえのないりんごのことを長野県では「ボケた」りんごと呼びます。)

私個人の好みになりますがおいしいりんごは甘いだけではなく、酸味やみずみずしさ(シャキシャキ感)との絶妙なバランスが大事だと思っております。

厳しい信州の自然のなかで育ったりんごと、収穫までの一年間苦労された生産者のかたに感謝し、今年も、そして将来にわたっておいしいりんごを食べられることを願っています

 

りんご

 

▼気候変動による身近な変化 Vol.5 ~日傘男子~

2014年11月

 日傘は夏の紫外線対策として、年配の女性がさしているイメージでしたが、今では若い人達も日傘をさすのが普通になっています。
私も、3.4年くらい前から日傘を使用していますが、直接太陽の光を受けるのと受けないとではずいぶん体感温度が違いますし日焼けも防止できます。熱中症対策としても有効です。

地球温暖化の影響で、紫外線は春先から強くなりますし、秋口10月になっても日差しの強い日がありますので一年の半分くらいは日傘の出番があるというわけです。

最近驚いたのが、「日傘男子」なる言葉です。今や日傘は女性だけのものではなく、男性も気軽に便利に使えるものに変わりつつあるようです。

 

日傘

 

▼気候変動による身近な変化 Vol.4 ~虫のしらせ~

2014年10月

  9月27(土)の御嶽山噴火から3週間 新聞に興味深い記事が掲載されていた。

 「御嶽山麓の木曽町開田で1人暮らしの女性(83)は、お盆ぐらいから異変を感じていた。
虫がいない・・・・いつもの夏なら外をうるさく飛ぶアブ、家の電灯の周りを舞うカメムシ、軒下に巣をかけるアシナガバチ・・・・どれも、見かけない
9月14日、家族とともにこの女性宅の手伝いに来た長野市の孫娘(30)は、葉物野菜に虫がついていない畑で、祖母がこういったのを聞いた。
「虫がいない年は、御嶽山の噴火か地震が起きるよ。」昔からの言い伝えだという。その約2週間後、山は噴火した。」

                                          10月19日(日)信濃毎日新聞 斜面(一部抜粋)

こうした変化は、宏観異常現象 と言うらしい。

難しいことは、分からないが、
急に犬があばれだしたり・・・空が真っ赤にそまったり・・・というのもそうらしい。

よく映画などででみたりことが、実際に起きたこととなる。

噴火のニュースを聞いたとき、少しでも予知出来なかったのだろうかと思った。やはり人間の予知能力なんて自然界にはかなわないのだろかとも思った。

けれどこの記事を読んで少し変わった。

予知とまではいかないが、兆候 はあったのだ。
こうした、日常の中の小さな兆候を感じた変化を見逃さないようにする。

その変化を共有すると皆の防災意識も高まるのではないか
防災意識の向上により、助けられる命もきっと増えるはず。

例えはずれたとしても、何事もなくてよかったと思えるように・・・


その変化や情報を見逃さないように、感覚鈍らせないように生活していきたいと思った。

 

この記事の最後はこう締めくくられていた。

数値(予知の)でけでなく「虫の知らせに」に感覚を研ぎ澄ませたい。自然との共生を考えることもである。

 

虫

 

▼気候変動による身近な変化 Vol.3 ~温暖化なのに氷河期?~

2014年9月

今気候変動というのは地球の気候の変化に使われる言葉で、最も一般的なのは地球温暖化です。これは地球表面の平均的な温度上昇のことを指し、原因としては大きく自然の要素、人為的な要素に分かれています。
普段の生活の中でよく耳にするのは二酸化炭素排出による温暖化ガスの問題だと思います。

そして最近では猛暑日といわれる日が多くなってきたようにも感じます。とてもクーラーなしでは耐えられません・・・

ところで、私が一人で飲み屋に行ってお酒を飲んでいた時の話です。

店のご主人と暑いですねという話になった時、ご主人が、実は今の時代は氷河期かもしれないんですよというのです。
どういうことかと聞いてみると、夏は確かに暑いのだけど、冬には氷点下まで下がり、雪が降ります。現代では当然屋根と壁がある家の中でストーブをつけて過ごすわけですが、仮に今のような住居がない状況であったとしたら、この寒さの中を人間が生き延びることは可能だろうか、ということのようです。そういわれてみればそうだなと、妙に納得した話でした。考え方を変えることによって、同じ暑さでも受け取り方が違うかもしれません。

 

ひとり酒

 

▼気候変動による身近な変化 Vol.2 ~スーパークールビズ~

2014年7月

梅雨が明け、本格的に夏を迎えると、日々のニュースではその日の最高気温や、熱中症で病院に搬送された人など、近年の厳しい猛暑を伝える話題で持ちきりです。
年々夏の気温が上昇してきており、気象庁から発表されるその年の猛暑日日数等を見ると、やはり地球温暖化問題というものをさらに感じます。

そんな中、環境省が2005年から夏の「クールビズ」を推進しています。
夏季に摂氏28度以上の室温に対応できるようにというコンセプトから始まりました。現在では多くの企業が実施しており、一般的に定着しているのではないでしょうか。
最近ではクールビズよりさらに軽装の「スーパークールビズ」というものも提案されており、アロハシャツやチノパンといったラフな服装を推進している企業もあるようです。
また、夏季の勤務時間を朝型にシフトし、涼しい時間帯に集中して仕事ができるようにするなど、企業の取り組みにも様々な変化が見られるようになっています。

 毎年厳しい猛暑が続いていますが、少しでも快適に過ごせるように自分の生活や取り組みについて見直すことも大切なのではないでしょうか。

 

クールビズ

 

▼気候変動による身近な変化 Vol.1 ~雨~

2014年6月

雨を表す言葉は、日本語に多くあります。6月の入ると梅雨が気になりますが、梅雨を表す表現も、「五月雨」「麦雨」があります。梅雨入も別な表現で「栗花落」(ついり)と書きます。この時期は栗の花が落ちるからだそうです。

 細雨 小雨 粉糠雨 村雨などというと、いかにも日本的なしっとりと続く雨が思い浮かびます。又梅雨時の雨はよく「しとしと」降り続くと現されますがこの「しとしと」という擬音語はタイ語にはないんだそうです。

 私、正直雨は苦手ですが、農家の方などこの時期の雨を望んでいる方も多いと思います。しかし、今年の雨は夕方になって急に降ってきたかと思うとまさに、バケツをひっくり返したような雨。川の水はあふれ、2時間ほどで止んでしまいます。タイのスコールを彷彿させる降りかたです。

 「ゲリラ豪雨」も地球温暖化の影響があるといわれていますが。
 日本からしとしと降る雨も、温暖化が続くに伴って無くなり、豊な雨を表現する言葉もやがては使われなくなってしまうのでしょうか?少し寂しい気がします。

 

雨

 

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